● 2010年夏 ガラス作家・五十嵐智一さんとの風鈴
五十嵐さんは、とっても素敵な器や花器などをガラスで作っていらっしゃいます。
素材ごとに色々好きな作家さんがおりますが、五十嵐さんの作品は展覧会に伺う度に
ため息がでるくらい全部ほしくなります。
用途としての器なのはもちろんなんですが、絶対に食べ物をいれたくなるんですね。
大事にとっておきたい気持ちよりも、あれやこれを盛りつけたいという妄想が尽きない。
手仕事だけど、カタチがきれいでクオリティが高く、味があるんです。
きっと、用途のない作品を作られたとしてもアイデンティティが残る人と思います。
手跡を残さず手を感じる — まさに作り手としてのお手本ですね。
そんな五十嵐さん、毎年夏に向け風鈴を作られているんですが、
今夏私の布をかませられないか、と嬉しい提案をしていただきました。風に揺れる部分です。
私はドローイングの絵柄をシルクスクリーンプリントしたものをいっぱい作り、
五十嵐さんがイメージされてガラスをいっぱい吹き、
夫人の和美さんのセンスでガラスと布が組み合わされていく。
そうして出来た風鈴たちです。
来年もきっと、もっと良くなって皆さんにご覧いただけるよう頑張ります。
iGLASS STUDiO